WRCポルトガル:最終ステージでミケルセンが痛恨のクラッシュ、ティデマンドがWRC2優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:最終ステージでミケルセンが痛恨のクラッシュ、ティデマンドがWRC2優勝

©Skoda Motorsport / McKlein

WRCポルトガル、WRC2部門は、アンドレアス・ミケルセン(シュコダ・ファビアR5)の圧勝かと思われたが、最終ステージでまさかのクラッシュ。チームメイトのポンタス・ティデマンドが、予想外の逆転優勝を飾ることになった。

木曜日の開幕ステージから部門をリードしていたミケルセンは、ティデマンドに対し3分以上の大差を築いてパワーステージに指定された2回目のファフェを迎えた。しかし、スタートしてわずか1kmのところで、事態は一転。石に引っかけて転倒し、まさかのリタイアに追い込まれてしまった。

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このステージでストップしたミケルセンのマシンを追い越したティデマンドは、ティーム・スニネン(フォード・フィエスタR5)を11.2秒差で退けて、部門トップフィニッシュ。今季4勝目を決めて、選手権争いでのリードを広げた。

「最後のステージであんな形で止まったアンドレアスが、無念でならない。彼は本当に素晴らしいスピードを見せていた。でも、今回の勝利は、自分にとって素晴らしい始まりになる」とティデマンド。

「今は、自分のキャリアを楽しんでいる。今回も、いつものようにマシンを100%に仕上げてくれたチームのみんなに感謝したい。選手権のことを語るのは、まだ時期が早い。今は集中を維持していかなくては」

スニネンは、最終ステージでティデマンドとの差を14.1秒詰めたものの、小さな問題が重なり優勝にはあと一歩のところで届かなかった。

スニネンとは7分近くの大差がついた3位に入ったのは、シトロエンDS3 R5のシモーネ・テンペスティーニ。ミゲール・カンポスが4位に入り、地元ポルトガル人勢では最上位をマークした。その後を、ルーカス・ピエニアシェク(プジョー208 T16)、ガス・グリーンスミス(フィエスタR5)が続いた。

Red bull

この日のファフェでは、WRC2部門にアクシデントが続いた。カンタン・ジルベールはフィニッシュ近くの名物ジャンプでファビアR5をクラッシュ。部門4番手につけていたが、フロントから激しく着地し、転倒して止まった。ジルベールとコ・ドライバーのルノー・ヤモールに怪我はなかった。



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