ヒュンダイi20クーペWRC、7月に“ジョーカー”使用の可能性 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイi20クーペWRC、7月に“ジョーカー”使用の可能性

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今季から導入された新WRカーのなかで安定したパフォーマンスを発揮して“最強”の呼び声も高いヒュンダイi20クーペWRCだが、ヒュンダイ・モータースポーツ代表のミシェル・ナンダンは現状に満足することなく、規定で許された“ジョーカー”規定を使ってさらにポテンシャルを高めるプランを描いている。

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「最強だなんてとんでもないよ。どちらかと言うと最も妥協したクルマ、というところかな。確かにいいクルマだし(笑)、悪くないパフォーマンスを発揮しているが、いくつかトラブルも発生している。まだまだ改良すべき点は多いんだ」

WRカーのホモロゲーション規定によれば、新WRカー1年目には3(エンジン)+5(シャシー)+1(エレクトロニクス)という計9つの“ジョーカー”を使ってのコンポーネンツ変更が可能となっている。

「ウチとしては1年目にエンジンに2〜3、シャシーで3~4つのジョーカーを使おうと計画している。でもまだ確定しているわけじゃない。入れるのは簡単だけど、“外し”たらイヤだからね。テストを重ねた結果、どれを入れるのか決めることになると思う。パフォーマンスアップだけじゃなく、耐久性アップも考えなければいけない。すべてがうまくいけば7月にもエンジンにふたつくらい使いたいけど、これもまずは耐久性向上を目的としたものになるはずだ」



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