WRCポルトガル:トヨタ、初の3台体制で伝統のグラベル戦に挑む – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCポルトガル:トヨタ、初の3台体制で伝統のグラベル戦に挑む

©TOYOTA

TOYOTA GAZOO Racingは、5月18日(木)から21日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリーポルトガルに、これまでのヤリ-マティ・ラトバラとユホ・ハンニネンに加えて、エサペッカ・ラッピを迎えた3台のヤリスWRCで参戦する。できるだけ多くの実戦データを収集し開発を加速するため、初の3台体制でラリーポルトガルに挑む。

現在ドライバーズランキング2位につけるラトバラは、2015年にラリーポルトガルで総合優勝を果たしている。ハンニネンは2014年大会で8位に入っているが、同年はポルトガル南部のファロを中心に行われたため、北部のSSはハンニネンにとって初めての経験となる。今回初めて3台目のヤリスWRCのステアリングを握るラッピにとって、ポルトガルは2013年にWRC2カテゴリーで初優勝を遂げたラリーであり、2016年にもWRC2部門で2位を得ている。

3名のドライバーはラリーポルトガルに向けたプレイベントテストを行ない、グラベルラリーでのヤリスWRCのパフォーマンスを、さらに高めるための改善作業を進めた。

トミ・マキネン(チーム代表)
「ポルトガルに向けて、サスペンションやその他いくつかの部品について新しいことを試しました。しかし、天気がとても悪かったため、テストの結果がどれほど現実的なのかは分かりません。また、ラリーではその時々の走行条件に大きく左右されることが多いため、どうなるか予想するのは難しいですね。ポルトガルは、高い運転技術が求められるタフな由緒あるイベントです。我々にとっては未知なる部分が多いラリーですが、これまでやってきたように、未舗装路におけるクルマの性能を着実に高めていきたいと思っています。今回はテストを目的に3台目のヤリスWRCを走らせますが、エサペッカとヤンネによってさらに多くの情報を得られると期待しています」

ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
「前戦アルゼンチンで、グラベルラリーではその初日の結果がとても重要であるということを学びました。頑張ってトップ5で初日を終えることができれば、翌日は有利な遅い出走順で走ることができるからです。ですから、ポルトガルでは初日に上位につけることが目標です。もしも雨等で初日の路面状態が悪い場合は、選手権ランキング順により初日2番手スタートとなる自分たちは、道が荒れる前に走れるため、有利になるかもしれません。ラリーを前に、我々はダンパーと車高のセッティングに注力し、ラフな路面コンディションでも最大の性能を発揮できるようにクルマを改善しました」

ユホ・ハンニネン(ヤリスWRC #11号車)
「私は、天気が良い時にテストを行なうことができました。テスト時はとても暖かく、サスペンションやデファレンシャルに関していくつか新しいことを試しました。ラリーポルトガルには以前出場したことがありますが、北部のステージを走るのは今回が初めてです。道はきっとルーズグラベルに覆われていると思うので、初日は私の遅いSS出走順が有利に働くことを期待しています。ポルトガルのコースは、道がそれほどラフではないことを除けばアルゼンチンに少し似ているので、学んだことを活かし進化に役立てたいと思っています。同じコースを2回目に走る際は、きっと路面条件が少し難しくなっていると思うので、注意して走行する必要があるでしょう」

エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #12号車)
「これまでテストを重ねてきましたが、実戦の場は全く違うものになると思います。このような機会を長い間待っていたので、ヤリスWRCで初めてラリーに出場することになり、本当に心が躍っています。しかし、あくまでもチームの仕事として走るわけですから、私がすべきはクルマの開発をさらに進めるため、できるだけ多くのデータを収集すること。そのためには、完走が何よりも重要です。もっとも、ポルトガルのような難しいラリーで完走するのは決して簡単ではありませんが。自分の経験を増やすためにも、すべてのステージを走る必要があると胸に刻んでいます。とにかく冷静な気持ちを保ち、集中してラリーに臨みたいと思っています」

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