WRCアルゼンチン:3位浮上のタナック「20秒はないに等しい」デイ3コメント集 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCアルゼンチン:3位浮上のタナック「20秒はないに等しい」デイ3コメント集

©M-SPORT / @World

ラリーアルゼンチン、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。首位を行くエルフィン・エバンスに26.8秒差の3位に浮上してきたオィット・タナックは、昨年はDMACKタイヤで参戦した経験もある。自身のWRC初勝利を渇望しているタナックは、最終日に待ち受ける2本の難関ステージではあらゆる可能性が残されていると断言。プッシュしていく構えを見せた。
*()内は総合順位の前日比

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

M-SPORT / @World

エルフィン・エバンス/総合首位(=)
「あちこちでトラブルが出て、ベストの一日ではなかった。自分でも小さなミスがあったし、マシンでも悩まされることがあり、かなりアドバンテージが削られてしまった。それでもまだリードはあるし、明日は攻めるしかない。自分がやるべきことに専念して、できる限りベストを尽くす。まだハードな50kmが残っているので、どんなことも起こり得るが、全力で臨む。この2日間、必死でやってきたし、2位で終わるつもりでは来ていない。ティエリーが勝ちたいと思っていても、自分たちも全力で彼に立ち向かうよ!」

オィット・タナック/総合3位(↑)
「初日はいつも、安全に攻めるのがプランだ。慎重過ぎた場所もあったかもしれないが、今日はマシンが扱いやすかったし、ドライビングも楽しむことができた。サービスではかなり変更を施し、午後は格段によくなった。明日は、非常にトリッキーなステージが2本ある本当にタフな一日。あそこでは、20秒はないに等しいので、攻めの姿勢を続け、集中していく。すべての可能性が残されているので、プッシュを続ける。

M-SPORT / @World

セバスチャン・オジエ/総合4位(=)
「今日は小さなトラブルがあり、思うようなスピードを得るのに苦戦した。午前はリアにトラブルが出た。かなり不安定に感じていたが、日中サービスでチームが全てを変更し、その後は格段によくなった。午後の最初のステージはよかったが、このループの終わりに向けて再び苦戦し始めた。特に最後のステージの間は、ホイールスピンがひどく、全く自信が得られなかった。ポディウム争いという点ではベストの位置ではないが、どんなことも起こり得るステージが2本残っている。ここをトラブルなく走り切り、パワーステージでやるだけやってみるのが目標だ。あらゆる可能性が残っているので、もちろんプッシュはしていく」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

Hyundai Motorsport GmbH

ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)
「これ以上できないというほどの内容だ。最初のステージでパンクしたので、今日の滑り出しは今ひとつだった。その後は流れがよくなり、マッズに追い付いて2位に浮上することができた。マシンのバランスはよく、ほとんどの部分で快適にドライブできた。最後のステージではエルフィンとの差を詰めるために少しプッシュし、成功した。目指すのは常に優勝だが、タフな戦いになると思う。優勝だけでなく、後続から2位を守る点でもね。どうなるかな!」

Hyundai Motorsport GmbH

ヘイデン・パッドン/総合6位(↑)
「走行順を考えれば、午前のループでの自分たちの速さには満足だった。マシンのフィーリングはよく、午後はプッシュするつもりだった。午後のループの最初のステージでロールバーが破損したことは、もちろん願っていたことではなかった。これを直さなくてはならず、そのために次のステージのチェックインが6分遅れ、タイムペナルティを受けた。それでも、全体としては今日のステージはスムーズでリズムに乗れて、ドライブが楽しめた。金曜日のことは、今でも少し悔しさが残る。あれがなければ2位争いができていたし、それ以上のことが起こったかも知れない。でも、いつまでもこだわってはいられない。いい形でラリーを終え、トップ6でフィニッシュしてポイントを獲得することを目指す」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合9位(↑)
「今日は先頭での走行だったので、いいタイムを出すことはほとんど不可能だったが、これがルールだ。この週末はあまり運がなかったが、次はよくなるはずだ。今日はシンプルに、とにかく楽しむことだけを目指した。他のクルーの不運で順位が上がり、トップ10圏内につけている。明日は同じようなアプローチで、マシンを安全に持ち帰り、ポルトガルを楽しみにするよ」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

TOYOTA / @World

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合5位(↑)
「今日の滑り出しはとてもよかった。トリッキーで、日差しがまぶしかったけれどね。午前の2本目は、昨年アクシデントに遇ったステージだったので、少し慎重過ぎたかもしれない。ペースはつかんでいたが、何か少し足りていなかった。それが何かは分からない。コーナーで少しアグレッシブになり過ぎていたのかもしれない。明日の最終日は距離は短めだが、ラリーの中でも最もチャレンジングな一日になるよ」

TOYOTA / @World

ユホ・ハンニネン/総合7位(↑)
「今日はラフなコンディションではマシンが少しナーバスに感じられ、ドライブするのは簡単ではなかったが、マシンの信頼性はあった。とにかく慎重に、トラブルなく走り切りたかった。最終的にはそれができて、順位も上げられた。もちろん、エンジニアとも話し合いを重ねてきたので、明日はマシンがよくなるような変更を行えると思う。明日もプライオリティは、クリーンに走ってポイントを獲得することだ」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

CITROEN / @World

クリス・ミーク/SS14でラリーリタイア
「午前中は、ステージウインを2本マークして、昨晩がんばって修復してくれたメカニックに恩返しができたことがうれしかった。どのクルーも初めて走るあのステージを走行することができたのも、よかった。マシンのペースも取り戻した。SS14では、超高速コーナーで、マシンのコントロールを失った。オーバーステアになってマシンがスピンし、バンクにヒットした。その後、投げ出されて何回転も転倒したんだ…」



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