WRCイタリア:プレ会見「負けたくないのはみんな同じ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCイタリア:プレ会見「負けたくないのはみんな同じ」

 

WRCイタリアのスタート前に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。前戦ポルトガルを制したラトバラ。速い者が勝てない規定に苦言を呈したオジエのコメントに理解を示した。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
ロレンツォ・ベルテッリ=LB(FWRT)
ヤリマティ・ラトバラ=J-ML(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
エルフィン・エバンス=EE(MスポーツWRT)
クリス・ミーク=KM(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
ヘイデン・パッドン=HP(ヒュンダイ・モータースポーツN)

Q:
ロレンツォ、WRCへ大きなステップアップを果たした。昨年はWRC2部門で優勝したが、今年はすべてが異なる。母国でのWRC参戦はどれほど楽しみしているか。
LB:
昨年はここで(WRC2)優勝を果たした。今回はコ・ドライバーが変わり完璧ではない部分もあるが、今年もエンジョイしたい。

Q:
新しいコ・ドライバーはどうか。すぐにいい関係を築けたか。
LB:
ガールフレンドと付き合うのと同じだよ!

Q:
ステージをどのように感じたか。
LB:
とてもスムースでいいところもあれば、突然すごくラフに変わったりするから、ラリーを通してサプライズの連続という感じだ。

Q:
どのようにアプローチするのか。
LB:
リズムをつかんで、それからエンジョイしたい。コ・ドライバーとの自信をつけてから、プッシュする。ここのところずっと、ドライビングにいいフィーリングを感じることができなかったからそれを改善したいが、プレッシャーはない。喜びだけだ。

Q:
ヤリマティ、今季は滑り出しが厳しかったと語っていたが、ここでも優勝できる自信はあるか。
J-ML:
ポルトガルの後はかなり安心した。ハッピーでもあったが、肩から30kgは荷が下りた気分だった。でも今回はとてもチャレンジングになると思う。

Q:
ポルトガルでの勝利は大きな後押しになっているか。
J-ML:
リラックスできるのでエンジョイしたいし、ポルトガルでのようにいい形でパフォーマンスレベルを維持したい。ポルトガルのような展開ができれば、リザルトもついてくる。

Q:
ポルトガルの最終ステージでのフィニッシュで、チームメイトからのコメントを聞いた時の気分は。どれだけ影響を与えたか。屈辱的だと思ったか。
J-ML:
もちろん、そんなことはない。負けることがどんなことか、僕もよく分かっている。負けたくないのは誰でも同じだ。セバスチャンにとっては、規定のことが関連していて事情はより複雑だし、このことが彼の気持ちにも影響している。僕としては、規定は規定だし僕らが変えることはできないから、自分ができることに専念する方がいいと考えている。

Q:
クリス、今回のラリーでタイヤ戦略を採る可能性はあるか。
KM:
選択肢の一つではあるね。

Q:
アルゼンチンでは自身WRC初勝利を挙げたが、ここまでのアプローチを変えずに今回も自分自身にだけ専念していくのか。
KM:
ポルトガルではリザルトは今一つだったが、パフォーマンスはよかった。今回のラリーは過去それほどエンジョイができていなかった。今年は特にすごくタイトでナロー、道のコンディションも悪いが、ドライバーとしての自分を表現することはとても難しい。とにかく走るしかないんだ。自分の本来の速さを信じているし、いい経験ができるといいね。

Q:
エルフィン、今回のイベントをどれほど楽しみにしているか。ナッサー・アルアティヤの代替としての初参戦はどのように記憶に残っているか。
EE:
あの時は衝撃的だったが、今は経験も積んだので楽しみにしている。トリッキーなラリーだけどね。

Q:
フィエスタはまだ新しいマシンだが、競技での感触はどうか。
EE:
もちろん、最初は慣れが必要だった。間違いなく前進しているよ。

Q:
ヘイデン、今イベントがヒュンダイからの参戦一周年だ。
HP:
もちろん、またここに来ることができてうれしい。経験のあるラリーの一つだからね。

Q:
この週末、自分にとって最大の試練になるのは何か。
HP:
道のコンディションは常に変化していくから、それに対応してツボをつかむこと。マシンのことも労らなくてはならない。

Q:
チームで過ごした一年間をどう分析するか。自分の進捗には満足しているか。
HP:
完全に満足はできないが、ステップバイステップに進んでいるし、ポルトガルではマシンにアップグレードした部分もあるので、問題ない。



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