WRCメキシコ:首位浮上に苦戦のオジエ「こんな時はポイントのことだけ考える」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCメキシコ:首位浮上に苦戦のオジエ「こんな時はポイントのことだけ考える」

©M-SPORT/@World

WRCラリーメキシコ、デイ3終了後の各ドライバーからのコメント。シトロエンのクリス・ミークが快走する背後で、首位浮上に苦戦しているセバスチャン・オジエ。選手権リーダーのヤリ‐マティ・ラトバラが上位に入っていないことから、選手権争いを優先して考える姿勢を明かした。
*()内は総合順位の前日比

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

CITROEN/@World

クリス・ミーク/総合首位(=)
「午前中は堅実な走りができたので、午後のループは直接のライバルよりも固めのタイヤを選んだから山場になると分かっていた。ロングステージでは、かなり引き離すことができた。これで大差がついたが、明日も丁寧な走りを続けなくてはならない。C3 WRCのポテンシャルを見せることができて、本当にうれしいよ。通常のコンディションでセバスチャン・オジエよりもいいタイムが出せたことも、誇りに思う」

ステファン・ルフェーブル/SS10でデイリタイア
「SS10のフィニッシュ手前3kmの辺り、ロングの左コーナーでリヤのグリップを失った。マシンは横滑りしてコースオフした。周辺にはあまりスペクテイターがいなかったので、手を借りることができずコースに戻れなかった。次のステージにはたくさん観客が集まっていたのに! あの時点までは、すべて順調だった。マシンのフィーリングもよかったが、小さなミスが大きな痛手となってしまった。明日も、ステージのことを学ぶために再スタートする」

[MスポーツWRT]
フォード・フィエスタWRC

セバスチャン・オジエ/総合2位(=)
「タイムをロスすることにハッピーにはなれないが、後悔はない。今日はできるだけのことをした。ムチャなことはせずプッシュしたが、単純に、今日素晴らしい走りをしたクリスのペースに追いつけなかった。こんな時はクレバーになって、選手権争いのためにポイントを獲得することを考えなくてはならないんだ。まだ先は長いし、何が起きるか分からない。集中とリズムを維持してプレッシャーを懸け続けるしかない。パワーステージでもポイントが獲得できるしね」

M-SPORT@World

オィット・タナック/総合4位(↑)
「いい一日だった。このマシンでの初めてのグラベルで、少しずつ向上できるように努めた。午後はいいタイヤ選択ができたと思うし、走りもクリーンだった。明日もロングでトリッキーなステージがある。パワーステージでは、今年はかなり高いポイントが獲得できるしね」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

Hyundai Motorsport GmbH

ティエリー・ヌービル/総合3位(=)
「まず、今日のステージに向けてマシンを準備してくれたメカニック達みんなに感謝したい。i20クーペWRCはとてもいい動きをしてくれたし、2ステージを残してポディウム圏内に残れているのは素晴らしい。午前のループは、特にトラブルもなかった。ペースノートが少し遅すぎたり速すぎたりするところもあったかもしれない。午後のタイヤチョイスは理想的ではなかったかもしれないが、うまく対応できたし、今はポディウムをターゲットにしている。あとできれば、パワーステージポイントもね」

Hyundai Motorsport GmbH

ヘイデン・パッドン/総合5位(↑)
「チームは、昨日のエンジンのミスファイアリングを見事に直してくれた。プレッシャーのかかる状況で対応するのは決して簡単なことではないが、本当によくやってくれた。マシンも扱いやすくなってきた。午前のループの終盤、エル・ブリンコで問題があり、フィニッシュまで2kmの右コーナーでワイドにスライドした。石にヒットして、パンクしてしまった。それ以外は、ポジティブな一日だった。耐えたことで5位につけられているが、もう少しスピードが必要だ。今日は復習して、明日に向けて改良できることをしたい」

Hyundai Motorsport GmbH

ダニ・ソルド/総合8位(↑)
「昨日のペナルティがなくなって、うれしいよ。これで、自分の仕事に専念できた。今朝は、チームにとって100回目のステージウィンをマークして、光栄に思う。午後は、あまりクリーンな走りではなかった。ロードセクションでパンクしたため、減ったタイヤに変えなくてはならなかった。少し慌ただしかったが、何とか一日乗り切ったし、最終日の2本では、トップ6との差を詰めていきたい」

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

TOYOTA/@World

ヤリ‐マティ・ラトバラ/総合6位(↑)
「マシンと今日の状況をやりくりしながら、うまく進んだ。唯一のミスはタイヤチョイスだ。雨を予想していたが降らなかったので、コンディションに対してタイヤがソフト過ぎたため、摩耗がひどかった。チームはオーバーヒートのトラブルの解決方法を見つけたので、徐々にパワーが上がっていった。最終日は今のポジションをキープして、特にパワーステージでもポイントを獲得したい」

TOYOTA/@World

ユホ・ハンニネン/総合7位(↓)
「今日はできるだけのことをやった。ヤリ−マティ同様、選んだタイヤがソフト過ぎた。自分自身の調子もよくなかった。それがどれくらい影響したかは分からないが、午後は少しよくなった。昨日の問題をエンジニアとメカニック達が解決してくれたおかげで、マシンの感じはとてもよかった。今日走り込んだ経験はとても貴重なものになったし、今後、こうしたコンディションでもいい走りができるようになる」



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