アークティック・ラップランドラリー:新井大輝は10位、勝田貴元は20位でフィニッシュ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

アークティック・ラップランドラリー:新井大輝は10位、勝田貴元は20位でフィニッシュ

©Taneli Niinimaki

2017年フィンランドラリー選手権開幕戦アークティック・ラップランドラリー(フィンランド北部、ロヴァニエミ拠点)は1月28日、競技最終日となるレグ2に設定された5SS、計149.12kmを走行。42.64kmステージから始まり、最終SS10はイベント最長の52.00kmというタフな設定だ。

「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジプログラム」育成ドライバーの新井大輝は、総合10位、勝田貴元は20位(いずれもフォード・フィエスタR5)で、今季最初の実戦を終えた。

6位からスタートした新井は、この日リズムをつかんで安定して好タイムを連発。23.05kmのSS9ではサードベストタイムもマークしポディウム圏内も視野に入ってきたが、最終ステージのフィニッシュ手前9kmでスタック、順位を落とした。
「最終ステージ以外は、かなりよかった。あのハプニング以外は順調に進んでいたので、次のスウェディッシュラリーを楽しみにしている」とフィニッシュ後に新井はコメント。

Taneli Niinimaki

波乱の初日を過ごした勝田は、この日は24位からのスタート。徐々にペースをつかみ、3.5km、23.05km、52.00kmのラスト3本をいずれも5番手タイムでまとめるなど安定感も見せた。
「今回は、雪にスタックしたりエンジントラブルに見舞われたりとドラマが多かったが、とにかくラリーをフィニッシュできたことが何より。いいトレーニングになったし、また前進できた」と勝田。今季から組むコ・ドライバー、マルコ・サルミネンとのコンビネーションも順調の模様だ。

今季はシリーズを追うヤルコ・ニカラ/足立さやか組は優勝争いに絡んでいたが、SS9でシフトチェンジをミス。5速から2速に落としたところで、フロントデフが悲鳴を上げ、4位でのフィニッシュにとどまった。今季初戦に足立は「いい経験になった」とコメント。

ラリーは、最終ステージを首位のユハ・サロまで16.7秒差でスタートしたティーム・アスンマー(シュコダ・ファビアR5)が、このステージで24.4秒差をつけ、逆転優勝を飾った。

アークティック・ラップランドラリー2017 SM1クラス 最終結果
1. T.アスンマー(シュコダ・ファビアR5) 2:06:56.4
2. J.サロ(プジョー208 T16) +7.7
3. J.バイニオンパー(シトロエンDS3 R5) +3:03.1
4. J.ニカラ(スバルWRX STI) 52:49.2 +3:21.6

10. 新井大輝(フォード・フィエスタR5) +7:11.3
20. 勝田貴元(フォード・フィエスタR5) +27:56.0

トミ・マキネン・レーシングはフィニッシュ後に動画を配信している。



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