ラリーオブ嬬恋に53台がエントリー、初開催のJSRには18台が参戦 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ラリーオブ嬬恋に53台がエントリー、初開催のJSRには18台が参戦

BICCラリーオブ嬬恋 2016 竹内源喜

©RALLY PLUS

2月3日〜5日にかけて開催される「International Rally of TSUMAGOI」のエントリーリストが発表された。今年のRally of TSUMAGOIは、日本スーパーラリーシリーズ(JSR)、全日本ラリー選手権(JRC)の開幕戦として、東日本ラリー選手権の第2戦としての3つの選手権がかけられており、全部で53台がエントリーしている。

このラリーが記念すべきシリーズ初開催イベントとなるJSRは、18台がエントリー。注目は、キャロッセがヴィッツをベースに4WD&ターボに改造を施したクスコ・ヴィッツ4WDだ。昨年ラリー北海道で初陣のステアリングを握った、国際ラリー経験豊富な炭山裕矢/保井隆宏がドライブする。同じくAPRCでの参戦経験が豊富な長谷川智秀や、インドのサンジェイ・タクル/竹下紀子、オーストラリアのウェイン・スチュワートらも参戦。また、BICCと呼ばれた時代から参戦を続けている地元スペシャリストの黒岩満好/高橋巧、昨年の東日本ラリー選手権チャンピオンである千明正信らも名を連ねる。2WD部門には、権田哲也/ジャッキー藤上のマツダ・デミオほか5台がJRCとのダブルエントリーをしている。

14年ぶりに選手権の1戦としてスノーラリーが開催されるJRCは、モータースポーツ用スタッドレスタイヤが禁止され、市販のスタッドレスタイヤのみに限定されている点が、このラリーのみの特殊なルールとなっている(2WD車両のみ、主催者が許可した場合はタイヤチェーンを使用可能)。

JN6クラスは9台。ディフェンディングチャンピオンの勝田範彦/石田裕一をはじめ、奴田原文雄/佐藤忠宜、新井敏弘/田中直哉、鎌田卓麻/市野諮、福永修/斎田美早子といったトップドライバーが名を連ねる。奴田原は三菱ランサーエボリューションIX(CT9A)での参戦となるようだ。昨年インター部門を制した竹内源樹/加勢直毅と、東日本部門を制した草間一朝/前川富哉も、今年はJN6クラスでの参戦。この2組はJSRにもエントリーする。

JN5クラスは不成立ながら、チームJAOSとクスコレーシングがプジョー208 GTiで参戦。特にクスコの渡部貴志/小泉敏志は昨年インプレッサでクラス優勝を果たしているこのラリーの常連でもあり、活躍が期待される。

JN3クラスには、ディフェンディングチャンピオンの天野智之/井上裕紀子、TOYOTA GAZOO Racingの大倉聡/豊田耕司のほか、昨年RX-8をドライブした鷲尾俊一/内田園美、エムスポーツの南野保/ポール・サント、唐釜真一郎/新井祐一、渡部哲成/松浦俊朗らも含め、1.5ℓのFF車が6台エントリーしている。

5台の86/BRZがエントリーしたJN2クラスもクラス成立。昨年のモントレーで全日本ラリー初優勝を果たした山本悠太/藤田めぐみをはじめ、FRマシンが雪の上でどのような走りを見せるのか注目だ。JN1クラスには三苫和義/小林剛など全日本常連組も参戦している。JN4クラスは不成立となった。

東日本ラリー選手権には15台がエントリーしているが、このうち第1戦に参戦していたドライバーは4名のみ。ランサー&インプレッサ、ダイハツ・ミラR4、スバル・ヴィヴィオなどが雪の嬬恋を戦う。

ラリーは2月3日(金)18:00にホテルグリーンプラザ軽井沢をスタートする。

※エントリー台数、人数の誤りを訂正しました。



RALLY CARS