WRCモンテカルロ:3日目の最終SS、ヌービル脱落でオジエが首位。トヨタのラトバラも3番手に – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ:3日目の最終SS、ヌービル脱落でオジエが首位。トヨタのラトバラも3番手に

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WRCモンテカルロはSS13までを終了、タイム差の広がっている上位陣に大きな順位変動の兆しはなかったものの、最終のSS13でヒュンダイのティエリー・ヌービルが一時ストップ。総合2番手につけていたMスポーツのセバスチャン・オジエが総合首位に繰り上がり、同じくMスポーツのオィット・タナックが総合2番手、トヨタのヤリ‐マティ・ラトバラが表彰台圏内の3番手となった。

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この日行われたのはSS9〜SS13の5SS。31.17kmと16.78kmのSSを2度走行し、25.49kmの最終SSという構成になっている。オープニングのSS9、総合首位のヌービルは快走を見せてベストタイムを獲得。総合2番手オジエとのマージンを広げにかかる。続くSS10でもヌービルはオジエのタイムを上まわり、オジエとの総合タイム差を1分00秒7にまで拡大することに成功した。続くSS11、SS12ではオジエがヌービルのタイムを上まわるものの、SS12を終えた時点でふたりの差は51秒と、ヌービルを追い詰めるには至らず。

TOYOTA

そして迎えたこの日の最終SS、なんとヌービルは左コーナーで膨らみ、右リヤサスペンションをヒットしてしまいステージ中にストップ。クルーはなんとか応急処置を施しステージをフィニッシュしたものの、SSベストタイムのエルフィン・エバンスからは32分57秒4遅れとなり、首位陥落の憂き目に遭った。これにより総合2番手につけていたオジエがラリーリーダーに。タナックは総合2番手、そしてラトバラは表彰台圏内の3番手に繰り上がることとなった。このステージでは他にヒュンダイのダニ・ソルドがパワーステアリングトラブルでタイムロス、トヨタのユホ・ハンニネンもパンクに見舞われステージ内でタイヤ交換を余儀なくされてしまった。

CITROEN

オジエ、タナック、ラトバラのトップ3に続く4番手以下はシトロエンDS3 WRCのクレイグ・ブリーン、ソルド、Mスポーツのエバンス。シュコダのアンドレアス・ミケルセンは総合7番手、WRC2のトップを堅持している。最終SSでまさかの大量ロスを喫したヌービルはマシンをサービスで修復し、明日も走行を継続する。

HYUNDAI

ラリー最終日は拠点をモナコへと移し、ふたつのステージを2度走行する4SSが行われる。SS14は9:22(日本時間17:22)スタート予定。SS総走行距離は53.72kmと短いが、最後まで何が起きるか目の離せない戦いとなりそうだ。

WRCモンテカルロSS13終了後暫定リザルト

順位ドライバーマシンタイム/差
1セバスチャン・オジエフォード・フィエスタWRC3:26:10.7
2オット・タナクフォード・フィエスタWRC+47.1
3ヤリ‐マティ・ラトバラトヨタ・ヤリスWRC+2:20.6
4クレイグ・ブリーンシトロエンDS3 WRC+3:47.3
5ダニ・ソルドヒュンダイi20クーペWRC+4:03.2
6エルフィン・エバンスフォード・フィエスタWRC+7:27.2
7アンドレアス・ミケルセンシュコダ・ファビアR5+9:15.2
8ヤン・コペッキーシュコダ・ファビアR5+12:34.4
9ブライアン・ブフィエフォード・フィエスタR5+14:41.9
10ポンタス・ティデマンドシュコダ・ファビアR5+14:59.3


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