マトン、「シトロエンは2017年に勝利、2018年にタイトルを狙う」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

マトン、「シトロエンは2017年に勝利、2018年にタイトルを狙う」

©CITROEN/@World

2017年のWRC参戦に投入するシトロエンC3 WRCの実戦バージョンを発表したシトロエン。マシン開発の最後の課題となるFIAのホモロゲーション取得作業は、12月13日に終えたという。

シトロエン・トタル・アブダビWRTのチーム代表を務めるイブ・マトンは、「2017年規定のマシンは、これまでの規定から大きくアップグレードしていることは一目で分かる。しかし、中身はそれ以上だ。エンジンパワーが上がり、エアロダイナミクスの効果は高まり、センターコントロールディファレンシャルが復帰した。この3つが、大きな変更だ。この3つについて、我々はこれまでのWRカーやサーキットレースから得た独自の専門知識を投入した」とコメント。

よりパワフルになったことで、グループBへの回帰も彷彿とさせることについては「C3 WRCは間違いなく、私も含めラリーのエンスジアスト達の一世代を魅了したマシンを思い出させる。幸い、特に安全面などすべて変化している。とはいえ、来季は、ドライバーたちは、アグレッシブで勢いのあるマシンに慣れていかなくてはならないことは明白だろう。クリス・ミークがテストで初めてあのマシンをドライブしているのを見た時、“我々はゴールに達した”と自分自身に言ったよ。WRCの新しい世代の、極めて豪快な一面だ」

そして、このマシンがWRCに新たな勢いを与えるかという問いについて「これまでのWRCは、アグレッシブな面が不足していると度々指摘されていた。私が思うにラリーは、各イベントの光景や雰囲気については見応えを維持していたが、マシンは間違いなくワイルドであるべき面が不足していた。我々は、再びそれを目にする事になるのだと思う。この変化が、若い世代のファンを引きつけてくれる事を願っている。それが、選手権にとっていい方向につながって欲しいね」

今後の目標については「2017年は、ドラマのない状態でライバルを抑えて勝利を重ねたい。そして、2018年は、少なくともタイトルを1つ勝ち取る事が目標だ」



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