WRC英国・ポスト会見「ペターに並んだことは今年よかったことのひとつ」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRC英国・ポスト会見「ペターに並んだことは今年よかったことのひとつ」

©VOLKSWAGEN/Daniel Roeseler

WRCラリーGBのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。このGBが、今シーズン初のグラベルラリー勝利となったオジエ。数年前は好きではなかったというラリーをこれで4連勝したことになり、ペター・ソルベルグと並んだことを誇らしげに語った。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:オット・タナク=OT(DMACKワールドラリーチーム)
2位:ライゴ・モルダー=RM(DMACKワールドラリーチーム)
3位:ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:ニコラ・ジルソウル=NG(ヒュンダイ・モータースポーツ)
スベン・スミーツ=SS、フォルクスワーゲン・モータースポーツ ディレクター

Q:
セバスチャン、4度目のラリーGB優勝、そして今季初めてのグラベルラリー勝利、おめでとう! チームもマニュファクチャラーズタイトルを決めて、満足なのでは。
SO:
満足できる部分は多いが、1番はマニュファクチャラーズタイトルだと思う。今回はそれを目指していたし、メインのターゲットだった。いつも言うが、これはチームスポーツ。このチームがなければ、ジュリアンも僕も、4回も世界チャンピオンになることはできなかった。僕はいつでも全力で挑みたいし、グラベルでの勝利を手にしていないことも分かっていたから、この結果を望んでいたよ。他のグラベルラリーとは違い、今回は走行順がアドバンテージになるかもしれないと思っていたが、この人(タナク)がいたから簡単にはいかなかった。オットの速さは素晴らしかった。僕は走行順、彼はタイヤに分があったが、リードを保つことは簡単じゃなかった。でも、目標を達成できたよ。

Q:
金曜日は、チームメイトの2台がそろってドライブシャフトのトラブルに見舞われるという珍しい場面があった。自身もトランスミッションからの異音を心配していた。週末の間、どれくらい心配していたか。
SO:
金曜日の後は、何も心配はしていなかった。金曜日の間は、限界まで攻め切った。乗り切ることはできたが、トランスミッションは本当にバテていた。あと1本ステージがあったら、同じトラブルに遭っていたかもしれない。幸い、僕らのマシンは生き残ったし、これでマニュファクチャラーズタイトルを決めることができた。でも確かに金曜日は、かなりストレスを感じていた。

Q:
レッキがほとんどドライだった中で、コンディションは予想よりもタフだったか。
SO:
実際のところは、週を通して雨は降らなかったのだが、霧が小雨のようになり湿気が出て、コンディションがいつものような感じになったんだ。スリッパリーだった。雨がひどくなれば泥が流されるが、今回はそうはならなかった。すごくトリッキーなところもあったよ。そして、今回僕らにとっていいところをもうひとつ話すと、これでラリーGBは4連勝。ペター(ソルベルグ)と並んだことになるから、いい気分だし、今年よかったことのひとつだ。おかしな話だが、2年前はこのラリーはそれほど好きではなかったのに、今はポルトガルと並んで最も成功を収めたラリーのひとつになっている。

Q:
ジュリアン、いい週末だったか。
JI:
もちろん。レッキの間、僕はここの景色やステージが本当に好きだし、アイテナリーもよくできていると思っていた。日中サービスなしで戦うので、1日が長い。昨日は、タイヤも1セットしか使えなかったので、このラリー独特の試練になった。いい走りで今季の目標をここで達成できたことが、とてもうれしいよ。次は、2017年がどうなるのか、思いを巡らせる時だね。もしモンテカルロで自分がマシンに乗っていなかったら、観戦できたら最高だろうなとか、ヒュンダイは、サービスパークのホスピタリティを4階建てにするのかな、とか。この週末は、ステファン・ルフェーブルが新しいコ・ドライバーと組んでいたよね。ジル・デ・タルケイムは、20年来の友人だ。1998年にコ・ドライバーとして僕に初めてオファーをしてくれたのは、彼なんだ。ラリーGBで同じ立場にいるのは、なんだか面白いね。家族のような付き合いだから、本当に彼の参戦がうれしいよ。セバスチャンも言ったように、今年がんばってくれた200を超えるスタッフのみんなに感謝したい。ラリーを戦い、テストをこなし、来年のマシンの投入も控えてみんな本当に疲れている。でも、プレッシャーから解放されたわけじゃない。みんな、モンテカルロの準備が待ってるよ!

M-Sport/McKlein

M-Sport/McKlein

Q:
オット、今回も素晴らしいパフォーマンスだった。今回のステージ勝利は12と最多だった。いい週末だったか。
OT:
もちろん、いい時間だった。ここ数戦は少し苦戦したが、バトルに戻れて楽しめたよ。自分自身、沸き立っていた。金曜日はトリッキーなコンディションがあって、みんなと同じように小さなミスもあった。誰にとっても、本当にチャレンジングだった。パンクの後はセブにプレッシャーをかけ続けたつもりだが、実際彼にはプレッシャーになっていたのかは分からないね。

Q:
では聞いてみよう、セブ?
SO:
みんなは僕らが差を広げられたと思っているけど、僕らはずっとプッシュしていた。最後の3本くらいは少し抑えたかもしれないけど、10秒差しかなかった。もちろんオットからのプレッシャーは大きかったよ。
OT:
間違いなく足りなかったね…。自分としては、2位はハッピーな結果。一番重要なのは、エンジョイできて、ポジティブなことがたくさんあったということだ。

Q:
今回はずっと全開だったか、それとも抑えたところもあったか。
OT:
今日は攻めたが、下らないミスはなかった。2位になりたかった。この結果で終えることがDMACKにとっては重要だった。マシンの中では、走りやすさを感じていた。ラリーの序盤、セブは走行順で有利だったし、僕らはタイヤの面で有利だった。全体として僕らの組み合わせは強さがあったと思うし、コンペティティブだった。これが自信の後押しになった。

Q:
来年も戻ってくると話していたが、どのイベントでも優勝に挑める自信はあるか。自分が今、どのレベルにいると感じているか。
OT:
僕の2シーズン目は終わりに近付いているし、ラリーでは経験がモノを言う。最初はミスなく堅実に走り、そこから速さを高めていった。今後に向けてもいい感じだ。一番肝心なのは、来年、強いマシンに乗ることだ。コンペティティブになれると確信しているよ。

Q:
素晴らしいラリーだった。2位に入って今の気分は。
RM:
今日は、タイムを見たり、無線でセブのタイムを聞くのが本当に楽しかった。速くてコンペティティブに走れていれば、いつでもいいものだよ。だからこそ、僕らはラリーをやっているんだ。

Q:
今回のリザルトは、ポーランドの件も帳消しになるのでは。
RM:
勝たない限りは帳消しにはならないよ。でも、勝利は遠くない。

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ティエリー、ウエールズで3位、パフォーマンスの面ではどう評価するか。
TN:
すべてにおいて満足だ。とてもいい週末になった。シェイクダウンの時に、ウエットでスリッパリーだったらタフになるということを思い知らされた。そこから、アンドレアス、ヘイデン、ダニとのバトルに専念した。チームは3台とも信頼性が高かった。自分たちの成長を見せられたと思う。

Q:
今年のルートは変更された部分もあったが、逆走の設定はどう思ったか。
TN:
もし、いつもと同じコースで走っていたら、もっと2位に近づいていたと思う。1回目はあまりいいフィーリングが得られず、セブに22秒も遅れてしまった。これは大きいよ。霧が出ているなか、いつもの向きだったらもっと自信があったし、もっといい走りができただろう。自分には向いていないステージだったということだと思う。コンディションは、昨年とはかなり違っていた。雨が降っていなくても、タフだと感じたよ。

Q:
ニコラ、忙しいラリーだったか。
NG:
そうだね、でも幸いステージはそれほど長くなかったし、ロードセクションが長かったので、作業やレッキでノートを整理する時間に余裕があった。霧対策としてリズムをつかむため、十分な準備を行わなくてはならなかった。

Q:
オーストラリアでの目標は。
NG:
もちろん、選手権2位につけられたのはよかったが、走行順が2番目になるので、オーストラリアではグラベルを掃かなくてはならない。これもゲームのうちだし、そこに挑めるのはうれしいことだよ。

VOLKSWAGEN/Bodo Kräling

VOLKSWAGEN/Bodo Kräling

Q:
ラリーでの勝利と、マニュファクチャラーズタイトルの確定おめでとう。このリザルトには満足か。
SS:
金曜日は少し不安な滑り出しとなった。4SSを終えたところで、2台にトラブルが出た。SS3では、セブがトランスミッションからひどい音がすると伝えてきた。マシンに優しい走りをするように伝えた。その後、金曜日の最後のステージでもトラブルが出た。だから土曜日と日曜日は、気が気でなかったよ。

Q:
ドライブシャフトのトラブルについて説明できることは。
SS:
部品はすでにハノーバーに送りだした。思い当たるところはあるが、確信はしていない。オーストラリアの前に、この点を洗い出さなくてはならない。アンドレアスには、選手権2位を守ることができず申し訳なく思う。14ポイント差でオーストラリアに送りだすのは本意ではなかった。

Q:
いいシーズンになった。この4度目のタイトルは伝説になるのでは。
SS:
前にも言ったとおり、今年は簡単ではなかった。今季は6人ウイナーが出ているし、アンドレアスがポーランドで勝ったのは、オットにトラブルがあったからだ。その後は、不安を感じ始めた。ドイツではとても安心したし、今回もセブが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。彼に感謝しなくてはならない。彼がいなければ、再びマニュファクチャラーズチャンピオンになることはできなかった。

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