WRCスペイン・ポスト会見「カルロスがツイートしてきた」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCスペイン・ポスト会見「カルロスがツイートしてきた」

©VOLKSWAGEN/Daniel Roeseler

WRCラリースペインのフィニッシュ後に行われたイベントカンファレンスの内容(抜粋)。WRC4連覇を決めたオジエ。VW加入を後押しした一人、カルロス・サインツからは意味深い“つぶやき”を受信したことを披露した。

●WRCポストイベントカンファレンス出席者
1位:セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
1位:ジュリアン・イングラシア=JI(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
2位:ダニ・ソルド=DS(ヒュンダイ・モータースポーツ)
2位:マルク・マルティ=MM(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)
3位:ニコラ・ジルソウル=NG(ヒュンダイ・モータースポーツ)
スベン・スミーツ=SS、フォルクスワーゲン・モータースポーツ ディレクター

Q:
セブ、世界タイトル4連覇、本当におめでとう。ユハ・カンクネン、トミ・マキネンというWRCの偉大なドライバーと同じ数に並んだことは、どんな意味を持つか。
SO:
もちろん、その意味は大きい。本当に誇りに思うし、すごくハッピーだ。フィニッシュした後、カルロス(サインツ)からのツイートを読んだ。彼は、5年前、僕がこのチームに加わるのを認めてくれた一人だ。彼は「5年前に言っただろう、この移籍は絶対にうまくいくと」とつぶやいていた。その通り、本当にいい移籍だった。4つのタイトルを含め、僕らは本当にたくさんのことを一緒に達成してきた。この気持ちを表す言葉を見つけるのは、難しいよ。今年は厳しい戦いを強いられた。でも、この勝利のために精いっぱいやった。こんなにうれしいことはないよ。

Q:
今季5勝目でタイトルを決められた事も満足していると言っていたが。
SO:
ダニがとても強かったから、すごくタフだった。彼はグラベルでとてもいい滑り出しを見せていた。17秒を追い上げるのは厳しかったし、少しプレッシャーも感じていた。個人的にではないが、アンドレアスがリタイアしてからは、チャンピオンよりもマニュファクチャラーズ選手権のことが肩にのしかかってきた。マシンのフィーリングはよかった。何もドラマはなかったし、このようなタイムが出ていれば、スローダウンする必要もない。プッシュを続けて、ダニとの差を詰めていった。優勝することができて、本当にハッピーだ。今季はターマックグランドスラムだ。でも、グラベルで勝っていないことは、少し不満だね。自分が好きな路面なのに、ちょっと驚きだよ。

Q:
選手権という意味では、4回のタイトルの中で今回は何番目か。
SO:
聞かれると思っていたよ。どれか一つを他と比べる事はしたくない。どれもそれぞれに意味があるし、僕の目から見ればどれも重要だ。どれもうれしかったし、誇りに思っている。最初のタイトルはいつまでも特別な存在だが、今回は厳しいシーズンだった。特にしばらく勝てなかった夏の間はね。ストレスがたまったが、タイトルで報われた。今晩はたっぷりお祝いするよ。

Q:
ジュリアン、タイトル決定おめでとう! どんな思いか。
JI:
このタイトルに関して何か言わなくてはならないとすれば、スピリットだ。この一年、本当に苦労したが、セブも僕も、気持ち的には軍隊にいるようなものだった。逃げ出すことはできない。でも、それでもよかった。僕らは選手権を制したかったし、それをしなくてはならないことも分かっていた。レースに立ち向かう姿勢、マシンのセットアップ、どれも必死で取り組んだ。誇りに思うよ。この優勝を分かち合える事が本当にうれしいし、ここにスベン(スミーツ)を迎える事ができて、とてもハッピーだ。コルシカのイベント後会見には出席できなかったので、うれしいよ。キャリアを始めた頃から、彼と一緒に仕事をしてきた。とても絆が深いし、彼が僕らのボスになって本当にうれしい。

 一つ、みんなに伝えたい事がある。今回、とても興味深いシーンがあった。コ・ドライバーとして、セーフティについて話したい。レース中、クラッシュに見舞われた際は何が起こるか分からない。しかし、クラッシュがひどくならないように、地面にバリアがあった。世界中に、FIAと僕らがセーフティに関して取り組んでいる事がいい形で進んでいる、と知らしめたい。これからも、推し進めていきたい。

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ダニ、スペインでの優勝はまだ果たせていない。2位については、どんな気分か。
DS:
正直、金曜日はいい日だったが、そこからは難しかった。2位はいいリザルトだが、少し残念だ。セブと戦おうと挑んだが、いつも彼の方が少しずつ速かった。今日、最初のステージでは、リスクを負わないで挑んでみたが、彼の速さは変わらなかった。

Q:
今日、セブに追いつくチャンスが少しでもあると思っていたか、あるいはポジションキープの方が気持ちは強かったか。
DS:
今回は、マニュファクチャラーズポイントのことは考えずに、ラリーを勝ちたいと思っていた。走りをとても楽しめたし、セブを抑え切りたかった。とにかく、彼が速かった。

Q:
マルク、コンディションが変わりやすく、ノートクルーからの情報も多かった。コ・ドライバーにとっては忙しいイベントになったが、タフなラリーだったか。
MM:
今年は、グラベルクルーにとってはそれほど大変ではなかった。グラベルを走っている時は難しくなる可能性もあったが、何年も前、ヴィックの辺りのステージを走っていた時は、もっと難しかった。カットできるところもあると、本当に難しいからね。今回のエリアではコーナーをあまりカットできないので、コ・ドライバーがペースノートに書く情報も少なくなる。

Hyundai Motorsport

Hyundai Motorsport

Q:
ティエリー、素晴らしいパフォーマンスだった。3位には満足か。
TN:
まずは、セバスチャン、ジュリアン、そしてチームを祝福したい。ストレスがたまる時もあったと思うが、素晴らしい戦いぶりだった。新しいルールの元で、見事な結果だ。どこかの段階で、このルールが変わる事を願うよ。僕らに関しては、滑り出しはよかったが、その後はアンラッキーだった。カットしてスピンしてしまった。午後のループでは30秒をロスして、2位争いはできなくなった。それからアンドレアスがコースオフしてからは、チームと選手権のためにポイントを獲得できる順位を守る走りに入った。自分の仕事は果たせたし、精いっぱいやった。

Q:
今回、アンドレアス・ミケルセンがノーポイントに終わったことで、選手権2位争いが白熱する。2人は友人同士だが、一緒にトレーニングにも行くか。
TN:
彼に聞いてみてよ! ここ数戦で、僕らは彼に追いついた。選手権では新人ではないかもしれないけど、僕らはまだ若い。一緒に取り組み、友人同士でありながら、お互いを刺激し合ってもいる。僕は彼を追っていたし、今回ミスをしたのは彼だった。でも、将来、それが逆転するかもしれないし、そんなことは誰にも分からない。僕らの関係が変わる事はないよ。

Q:
ニコラ、グラベルとターマック、どちらがノート読むのが簡単か。
NG:
たぶん、たいていの場合はグラベルじゃないかな。昨日はすごくタフだったし、今日もそうだった。ターマックでは、ノートは精密でなくてはならない。アイティナリーに関しても伝えなくてはならないことがたくさんあるし、とてもチャレンジングだった。グラベルの方が、もっとシンプルだと思う。

VOLKSWAGEN/Bodo Kräling

VOLKSWAGEN/Bodo Kräling

Q:
スベン、セブとジュリアンが素晴らしい結果を収めた。今回の彼らのパフォーマンスについて思う事は。
SS:
彼らの力量にはあらためて驚かされた。コルシカのデイ1のようだった。今回の金曜日、セカンドループは厳しかったが、そこからターマックで巻き返しリードを守り続けた。土曜日、ヤリ‐マティが後退したことは分かっていたが、セブにタイトルを決めさせたかったし、勝って決めたかった。そうすれば、チームにも25ポイント入る。でも、何が間違いが起こって、ヒュンダイが1‐2を決めてしまったら、選手権争いも分からなくなるし、GBとオーストラリアでのプレッシャーが大きくなる。今日は完璧だった。パワーステージはセカンドベストだったけれどね。見事なコントロールだった。

Q:
しかし、フォルクスワーゲンにとっては浮き沈みはあった。ヤリ‐マティとアンドレアスは、どちらもいいペースを出していたが、トラブルで終わってしまった。それでもポジティブな要素はあったか。
SS:
ポイントは失ったが、コンディションはとてもトリッキーだったし、誰もが何かしらドラマがあった。何かが起こり得る事は明らかだったし、それがヤリ‐マティに起きてしまった。それから昨日の午後は、アンドレアスだ。でも彼は、選手権2位を絶対に守りたいし、次のラリーもあきらめない。だから、トレーニングも一緒に行かないよ!

Q:
これで焦点は、マニュファクチャラーズ選手権に絞られる。ヒュンダイはスペインで差を詰めてきたが、タイトル争いについて考える事は。
SS:
どのドライバーもドライバーズ選手権2位を狙っているので、自動的にみんなハードに攻める。我々がタイトルを決めるにはまだ25ポイント必要だし、これは優勝1回分、または3位と5位相当だ。ウェールズのイベントはいつも興味深い展開になる。たくさんのことが起こるからね。余裕があるなんて言っていられないラリーだ。次のラリーは間違いなく面白くなるよ。



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