ヒュンダイ、ソルドの母国戦に4台体制でエントリー – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、ソルドの母国戦に4台体制でエントリー

©Hyundai Motorsport

ヒュンダイ・モータースポーツは、今週末のWRCスペインに4台のi20 WRCをエントリーさせる。マニュファクチャラーズポイント対象のドライバーは、前戦コルシカで2位フィニッシュを飾ったティエリー・ヌービルと、これが母国戦となるダニ・ソルド。ヒュンダイ・モータースポーツNからは、ヘイデン・パッドンとケビン・アッブリングが参戦する。ポルトガル、サルディニア、フィンランドに続き今季4度目のWRカー参戦となるアッブリングのマシンは2015年スペックのi20 WRCとなり、カーNo.は10となる。

チームは8月末にスペインでターマックテストを行っており、今週のテストではグラベルを走行。今季ここまで2勝、2位と3位を各3回マークしているヒュンダイ勢は、マニュファクチャラーズ選手権でも2位を固めたいところだ。

今季は中盤から調子を上げ、前戦コルシカでの2位によりドライバーズ選手権争いでは3位に浮上したヌービル。サルディニア以降に限れば、今季最もポイントを稼いでおり、チームとも来年から2年間の契約更新を発表したばかりだ。

「ここ何戦かはいい走りをしているので、この流れをスペインでも維持したい」とヌービル。
「グラベルとターマック、2つの路面で構成されるこのイベントは、とても興味深い。誰にとっても、いつもとは違う試練が増える。とても美しいラリーなので、毎年楽しみにしている。2009年は、ここでWRC初参戦を果たしたので、特別な思い出もある。コルシカでポディウムに上がったので、今回もトップ3フィニッシュを目指す」

昨年は母国戦でポディウムフィニッシュを飾っているソルドは、今年もトップ3を狙う。
「母国の大観衆の前でラリーに挑むのは、いつも素晴らしい気分。自分の中では、シーズンのハイライトだ」とソルド。
「応援してくれるみんなから、エネルギーを与えてもらっている。初めてWRCに参戦したのもこのラリーだから、個人的にとても特別なイベントだ。コルシカでは厳しい内容になったので、スペインではまた争いに加わりたい。昨年はポディウムに上がったので、今年もあの場所を狙わない理由はない。いつだってベストを尽くしているが、自分の母国となればさらにもう少し力が入るよ」

パッドンにとってスペインは、2年前、WRCで初めてステージウインを飾ったイベント。ドライバーズ選手権でも4位につけており、さらなるポジションアップを目指す。
「ラリースペインは、カレンダーの中でも好きなイベント。ミックス路面のような、いつもと違うアプローチが求められるラリーは好きなんだ」とパッドン。
「特にグラベルは大好きだ。グラベルを走るのはフィンランド以来なので、楽しみにしている。グラベルステージではいい位置につけて、リズムをつかみたい。いい週末にしたいね」

コルシカでは、ヒュンダイ・モータースポーツの記念すべきi20 R5のデビュー戦でドライバーを務めたアッブリングは、再びWRカーにマシンを乗り換える。
「ラリースペインの参戦チャンスを与えてくれたチームに、感謝している」とアッブリング
「今年4度目のWRカーでの参戦。ミックス路面へのチャレンジも魅力的だし、ここまで積んできた経験をすべて活かしたい。コルシカではR5マシンでラリーの感覚を維持することができたので、週末のスタートが待ち切れない。トラブルなく、ポイント圏内でフィニッシュしたい」



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