ヒュンダイ、チーム拠点のドイツ戦でソルド復帰 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイ、チーム拠点のドイツ戦でソルド復帰

©Hyundai Motorsport

8月18日に開幕するWRCドイツ戦。ヒュンダイ・モータースポーツにとっては、チーム拠点を置く母国戦とも言える重要な一戦だ。

シーズンとしても舗装連戦の初戦となる山場には、テストでのクラッシュで負傷し前戦フィンランドを欠場していたダニ・ソルドが実戦復帰。2014年にはこのドイツでヒュンダイに初勝利を献上したティエリー・ヌービル、今季は自身初のWRC勝利をマークしたヘイデン・パッドンと、チーム最強の布陣で迎える。

今季から投入した新型i20 WRCも、これまでに2勝を挙げるなど好調。ドイツ戦では、ヌービルとソルドがNo.3、No.4を、パッドンがNo.20をドライブする。チームは、ドイツ戦に向けて3段階に分けてテストを展開。7月にはバウムホルダーの軍事施設で実施した後、今月初めにはディファレンシャルとダンパーセッティングに特化し、その後、セットアップのファインチューニングをまとめた。

Hyundai Motorsport

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母国ベルギーにも近いWRC戦に挑むヌービルは「ラリードイツは、自分にとってもシーズンのハイライト」と語る。
「ベルギーの国境と近いので自分の母国戦のようなもの。ベルギーからもたくさんの応援がやってきてくれて、ベルギー国旗を振ってくれる。だから、シーズンの中でも待ち遠しい一戦。それに、いつもコンペティティブに戦えているからね。初勝利を飾ったのもここだから、楽しみにしている」

フィンランドを欠場した後の実戦復帰をシーズン屈指のターマック戦で迎えるソルドは「お気に入りのイベントでマシンに戻ることができて、うれしいよ」とコメント。
「とてもチャレンジングなラリー。ブドウ畑の中を走るのはとてもエキサイティングだけど、すごくナローでヘアピンやコーナーも覆い。軍事エリアも、特にウェットになるととてもトリッキーなので、ミスをしないことが重要だ。過去、ここではいい走りができているので、好リザルトを狙っていく」

一方、ターマック路面での経験値が少ないパッドンだが、今季は1勝ポディウム2回とグラベルでは速さを見せてきている。
「ちょっと異国に行くような気分だ」とパッドン。
「舗装戦は久しぶりの感じだからね。好きな路面ではないけど、学ばなくてはならない要素だ。去年コースオフした経験を糧にしたい。3つの舗装ラリーが一つになったようなイベントだから、このチャレンジを楽しみにしている」



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