APRCチャイナ:ギルが3連勝、アジアカップ初戦の高山が2位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

APRCチャイナ:ギルが3連勝、アジアカップ初戦の高山が2位

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APRC第3戦チャイナラリー張掖(グラベル)は8月5‐7日、甘粛省張掖市を拠点に開催され、チームMRFのガウラブ・ギル(シュコダ・ファビアR5)が今季3連勝を飾った。

今季は開催拠点が移ったAPRCチャイナは、砂漠のようなコンディションとなりシリーズレギュラー陣にとっても新たなチャレンジに直面するイベントとなった。この難しいコンディションでは、APRC経験の長いギルが部門勝利を飾った。

「本当にタフなラリーだったので、APRC部門勝利を飾れたことを誇りに思う」とギル。「今季は3戦3勝。選手権争いを考えれば、上々の内容だ」

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チームメイトのクレイムは、今季APRC参戦を開始したと同時にグラベル路面での経験を積み始めるなど厳しい状況でのチャレンジ。土曜日はSS5でテクニカルトラブルによりデイリタイアを喫したが、最終日は再スタートしてベストタイムを連発。最終的にAPRC部門3位でフィニッシュし、ギルとともにポディウムに上がった。
「あらゆる意味で、ドラマの多いラリーだった」とクレイム。
「このような究極のコンディションで行われるラリーは、自分の成長にとって大きな力になる。そこでポディウムに上がれたことを誇りに思うよ! 今は、この先のことを見ている。数日後には、自分にとって今季のハイライトとなるWRCドイツが待っている。心から楽しみにしているよ」

APSM.tv

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一方、今戦ではサポートタイトルのアジアカップも開幕。日本の高山仁(スバルWRX STI)は、APRC部門、アジアカップ部門、ともに2位でのフィニッシュを飾り、好スタートを決めた。チームメイトの今井聡(三菱ランサーエボリューション)は、5日の開幕ステージでデイリタイアを喫したが、再スタートしアジアカップ3位でのフィニッシュを果たしている。

国際格式部門全体では、シトロエンDS3 R5で参戦したマンフレッド・ストールがギルに5分以上の大差をつけての圧勝を飾った。

APRCの次戦は、日本が舞台。第4戦RALLY HOKKAIDO(グラベル)は9月23‐25日、北海道帯広市を拠点に開催される。

チャイナラリー張掖 APRC部門最終結果
1 G.ギル(シュコダ・ファビアR5) 2:17:26.3
2 高山仁(スバルWRX STI) +18:53.8
3 F.クレイム(シュコダ・ファビアR5) +1:11:38.2
4 今井聡(三菱ランサーエボリューション) +6:03:57.8



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