ERCジェシェフ・レグ2:選手権リーダーのカエタノビッチ、母国戦で今季初優勝 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCジェシェフ・レグ2:選手権リーダーのカエタノビッチ、母国戦で今季初優勝

©ERC/Gregory Lenormand / DPPI

ERC第7戦ラリージェシェフ(ターマック、ポーランド)は8月6日、レグ2に設定された3SSを2回ループする6SS・106.14kmの走行が行われ、地元ポーランドの強豪で2015年のERCチャンピオン、カエタン・カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5)が、母国戦で勝利を飾った。

選手権リーダーとして迎えた今戦だったが、カエタノビッチにとってこれが今季初勝利。タイトル争いでは、3戦を残して2位のアレクセイ・ルキヤナクに対してのリードを76ポイントに広げた。

ERC/Gregory Lenormand / DPPI

ERC/Gregory Lenormand / DPPI

「ここで勝つことができて、素晴らしいよ」とカエタノビッチ。
「すごくハードにプッシュしていた。ブライアンと戦い、勝てたことは大きな喜びだ。彼はターマックでは本当に速いからね。僕らにとって、完璧な週末になった。たくさんのステージを勝てたし、何よりラリーを制し、マキシマムポイントを獲得できたんだからね」

ラリージェシェフを過去5回制している強豪ブライアン・ブフィエ(シトロエンDS3 R5)は、2位で迎えたこの日、午後のステージでは最初のステージでの着地でラジエターにダメージを負いながらもこの3本をすべて制したが、カエタノビッチに届かなかった。

ERC/Gregory Lenormand / DPPI

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ERC2では、ヴォイチェック・シュカーラ(スバルWRX STI)が前日からのリードを守って優勝。シュカーラは今季、ここまで参戦した5戦すべてで勝利を飾っている。

ERC/Richard Puyane / DPPI

ERC/Richard Puyane / DPPI

ERC3も、ニコライ・グライジン(プジョー208 VTI R2)がトップを守り切った。グライジンは今季リタイアが続いており、特にエストニアでは2位につけていながらクラッシュを喫していたが、ポーランドでは見事なパフォーマンスを発揮した。

ERC第8戦はバルム・チェコ・ラリー・ズリン。8月26‐28日に開催されるERC屈指のターマック戦は、バンピーな路面が舞台の高速ラリーだ。

ラリージェシェフ 最終結果
1 K.カエタノビッチ(フォード・フィエスタR5) 2:01:37.1
2 B.ブフィエ(シトロエンDS3 R5) +46.0
3 G.グライブ(フォード・フィエスタR5) +3:37.6
4 L.ハバイ(フォード・フィエスタR5) +4:04.1
5 J.ブゼジンスキー(フォード・フィエスタR5) +4:19.4
6 T.カスペルシェク(フォード・フィエスタR5) +5:06.1



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