久万高原の名物ステージ大川嶺のラリプラ208 R2ノーカット映像を公開 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

久万高原の名物ステージ大川嶺のラリプラ208 R2ノーカット映像を公開

 

皆さまこんばんは、ラリプラWeb担当のざうるです。

久万高原ラリーでは、SS速報メールやTwitterのホゲホゲ日記で現地からの情報をお伝えしましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。かくいう私も、たっぷりとラリーの醍醐味を味わってまいりました。

既報のとおり、最終SSをスタートするまで首位を快走しながら、最終SSのアタック中にマシントラブル発生のためフィニッシュすることが叶わなかったラリプラ208 R2。そのときのチームの状況は次のようなものでした。

デイ2のSS9で首位を行く関根正人選手のシトロエンDS3 R3が止まったと聞いて、にわかに活気づくサービス会場、そしてラリプラブース。首位を快走する柳澤宏至選手と中原祥雅選手を最終SS13のフィニッシュ後にお出迎えするため、撮影用の綺麗なシャツに着替えたCUSCOレーシングのメカさんたちと一緒に、いそいそとパルクフェルメの入口へ向かったのでした。

そこへ渡部チーフメカの電話に着信が……。「ラリプラ208 R2が最終ステージの途中で止まっている」との一報でした。一瞬にしてその場の空気は凍りつき、がっくりと全身の力が抜けました。でも、これもラリー。走りきるまで何があるかわかりません。フィニッシュまで絶対に油断してはならないし、また、諦めてはならない、ということを痛感しました。

悔しい結果に終わった久万高原ラリーですが、今回ラリプラ208 R2には柳澤選手と中原選手の表情を捉えるためのカメラを新たに装着していました。パナソニックのウェアラブルカメラ「HX-A1H-D」です。コードレスでわずか45gというコンパクトなボディに惹かれて導入を決定しました。

カメラは、1920×1080/30pでの撮影が可能で、その画質は映像をご覧いただければ分かるとおり必要十分な高画質です。画角は標準とワイドの2段階に切り替えることができます。標準バッテリーでの連続撮影時間は約75分。SSのスタートで中原さんにスイッチを入れてもらって、あとはサービスに帰ってくるまで放置してもらいました。

選手の表情やドライバーの操作が見えると、インカー映像がさらにおもしろくなりますね。今後も全日本ラリーに限らずどんどん活用できたらと思います。

このカメラと、もう1台いつものGoProの映像を同期させたのが、今回公開した「SS10 大川嶺1」のノーカット版オンボード映像です。大川嶺は12分を超える超ロングステージ。2つの映像を重ね合わせて同時に再生すると、最初のうちはいいのですが、フィニッシュする頃には2つのカメラの映像には数秒の時間差が生じます。カメラに内蔵されているクオーツの精度の問題のようです。再生速度をほんのちょっとずつ、何度もなんども微調整してようやくOKとなりました。

そんなこんなで、先日ようやく公開したオンボード映像がこちらです。久万高原ラリーを象徴する「大川嶺」を楽しんでいただけましたら幸いです。



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