全日本ラリー京丹後:デイ1のリードを守り奴田原が3勝目 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

全日本ラリー京丹後:デイ1のリードを守り奴田原が3勝目

 

 全日本ラリー選手権第6戦 丹後半島ラリー2014は、デイ2でもデイ1のリードを守り切った奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱・ランサーエボリューションX)が優勝し、チャンピオン獲得の可能性を引き寄せた。

 デイ2のコースはデイ1で使われたコースの逆走と、スーパーSSを組み合わせた4カ所を2度走行する8SS。天候は前日の雨が嘘のようなドライでの戦いとなった。なかでも、スーパーSSには約8000名もの観客が訪れ、夏休み最後の週末にラリーを楽しんだ。

 激戦のJN6クラスは、オープニングの2カ所こそ勝田範彦/足立さやか(スバルWRX STI)がベストタイムをマークするが、奴田原は4カ所のベストで応戦。終わってみれば約20秒もの大差をつけて今季3勝目。デイポイントもフルで獲得し、ポイントリーダー勝田との差を大幅に縮めた。また、デイ1にデイ離脱となった新井敏弘/竹下紀子(スバルWRX STI)は2度のベストタイムでデイポイント1点を獲得している。2位は勝田、3位は高山仁/河野洋志(スバルWRX STI)だった。

 JN5クラスは、初日にリードを築いた鎌田卓麻/市野諮(スバルBRZ)がデイ2も首位を快走し、今季3勝目をマーク。2位は慣れないラリーのなかでF3ドライバーとしての経験をラリーに活かした勝田貴元(トヨタ86)。3度のベストタイムで、デイ2のデイポイント3点を獲得した。

 JN3クラスは、6度のベストタイムで圧倒的な強さを見せた天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツRS G’s)が、今季6勝目で全勝優勝を継続。2位は岡田孝一/漆戸あゆみ(マツダ・デミオ)。石川昌平/竹原静香(トヨタ・ヴィッツRS)が表彰台最後の席を獲得した。

 以下、JN1クラスは中村晃規/古川智崇(マツダRX-8)が2勝目、JN4クラスは竹内源樹/加藤直毅(スバルBRZ)が2勝目、JN2クラスは田中伸幸/藤田めぐみ(スズキ・スイフトスポーツ)が連勝と、それぞれデイ1後のリザルトのまま優勝を果たした。



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