スウェーデン3連勝中のVW勢「スウェーデンは誇りと期待を持って迎える」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

スウェーデン3連勝中のVW勢「スウェーデンは誇りと期待を持って迎える」

©VOLKSWAGEN

セバスチャン・オジエとアンドレアス・ミケルセンの2人がモンテカルロでポディウムに上がるという好結果で今季を滑り出した、フォルクスワーゲン・モータースポーツ。今週開催されるラリースウェーデンではこの3年間、オジエと、ヤリマティ・ラトバラが勝利を分け合っている。そして昨年は、ミケルセンがフィニッシュ目前までオジエと勝利を争ったことも記憶に新しい。

2013年のスウェーデン勝利は、ポロR WRCにとっての初WRC勝利でもあっただけに、チームが今戦に対する思いは一層深い。

チーム代表のヨースト・カピートは「ラリースウェーデンは、いつも誇りと期待を持って迎える事になるだろう」とコメント。
「チームは、初めてのWRC勝利をマークしたあの光景を、いつまでも忘れない。3年の間、スウェーデンでは素晴らしい経験をしてきた。オジエ、ラトバラは優勝しているし、昨年のミケルセンは初ポディウムを果たし、初勝利も視野に入っていた。ラリーファンも、去年のあのドラマを忘れる事はないだろう」

昨年は、わずか4.6秒でミケルセンを退け優勝を果たしたオジエは「28ポイント獲得と夢のようなシーズンの幕開けを果たし、スウェーデンに向かうのは、もちろん素晴らしい気分だ」とコメント。
「スウェーデンは接戦になると見ている。もちろん楽しみにしているよ。去年は北欧出身のドライバーと激戦になったからね。スウェーデンでは、彼らは強敵だよ」

その北欧フィンランド出身のラトバラは、2014年のスウェーデン覇者。
「ラリースウェーデンは、母国戦のようなものだよ。雪を走るのは大好きだ」とコメント。
「ノーポイントでスウェーデンを迎えるのは、モンテカルロで好リザルトを獲得するよりも厳しい状況であることには間違いない。でも今、それについて何もできることはない。2人のチームメイトは、スウェーデンの優勝候補だけでなく、特にモチベーションを高めている。他のチームのライバルを気にしている場合じゃないよ」

スウェーデンの名物ジャンプスポットでは、ティエリー・ヌービルが最長飛距離をマークした前日に、それまでの記録を更新していたミケルセン。昨年は最後の最後で初優勝を逃しているだけに、気合いもひとしおだ。
「まず、ラリースウェーデンは、2位で終わるために行くのではない。ノルウェーも通過するから、母国ラリーでもある。たくさんの友人や、家族が揃って観戦に来るし、ここで勝つのはずっと僕の夢だった」とミケルセン。
「去年は、目前にまで迫っていた。優勝をほぼ手中に収めていたのに、最後の数mでそれがすり抜けてしまった。今季はいい滑り出しができたから、スウェーデンでの初勝利に向けて全ての力を尽くす」



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