ヒュンダイはソルド&パッドンでGB決戦へ – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ヒュンダイはソルド&パッドンでGB決戦へ

©HYUNDAI

今季最終戦となる今週末のラリーGBで、マニュファクチャラーズ選手権2位を巡っての決戦に挑むヒュンダイ・モータースポーツ。既報の通り、ドライバーズラインアップはダニ・ソルドとヘイデン・パッドンの布陣で臨む。

通年でNo.7 i20 WRCのドライバーを務めてきたティエリー・ヌービルは今回、ヒュンダイ・モータースポーツNからNo.20のステアリングを担い、チームメイトにケビン・アッブリングを迎える。アッブリングのWRC参戦は、コルシカ以来。

選手権2位につけるシトロエン・レーシングとの差は、わずか4ポイント。ヒュンダイ勢は、今季4度目となる4台体制での参戦となる。

前戦スペインでは、母国戦でのポディウムフィニッシュを決めたソルドは、「スペインでいいリザルトを収めることができたので、この勢いをウェールズでの最終戦にもつなげたい」とコメント。
「コンディションがトリッキーで難しいイベントなので、完全集中していく。いいリズムをつかむことができれば、シトロエンを抑えられる自信はある」

ここのところの上位フィニッシュを評価され、マニュファクチャラーズ選手権決戦の大役に抜擢されたパッドンは、「GBは母国(ニュージーランド)のイベントにも似ているところがあるし、経験もある」とコメント。
「ニュージーランド以外で初めて参戦したWRC戦がGBだった。今回は、チームのためにポイントを獲得することに専念していく。もちろん、上位でフィニッシュをしたいので、一瞬の隙もなくプッシュを続け、トップ5を目指したいね」

一方、来季への建て直しを図るためにポイント対象から外れたヌービルは「マシンのフィーリングをもう一度つかみ直すためには、GBは絶好のイベント」とコメント。
「プレッシャーを抱える事なくドライビングできる機会を得られたので、ラリーを走る事の喜びをもう一度見つめ直したい」

今季4戦のWRCプログラムの最終イベントに臨むアッブリングは、コルシカでは一時2位につけるなど衝撃的な走りを披露。英国人コ・ドライバーのセブ・マーシャルと共に、この経験を活かす構えだ。
「シーズンの大一番となるウェールズ戦を楽しみにしている」とアッブリング。
「今季は本当に素晴らしい経験になった。その締めくくりとして、GBは完璧のラリー。2011年はS2000クラスで優勝した経験もあるし、コ・ドライバーのセブにとっても特別なイベント。チームのために好結果でシーズンを締めくくれるよう、自分にプッシュをかけていく」



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