ERCデュバレー:序盤3SSでブリーンがトップ、R-GTのデルクールが4位 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

ERCデュバレー:序盤3SSでブリーンがトップ、R-GTのデルクールが4位

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ERC最終戦となるラリーデュバレー(スイス、ターマック)は10月29日に開幕。3SSの走行を終えて、クレイグ・ブリーン(プジョー208 T16)が首位につけた。

昨年のデュバレーでは、アンツェレのステージでパンクに見舞われ優勝の望みが断たれたブリーン。同じステージではパンクを避けようと慎重になり過ぎながらも、序盤3本をすべてベストタイムでまとめ、15.4秒のギャップを築いて、パルクフェルメのあるシオンに戻ってきた。

このデュバレーでは8回の勝利を収めているオリビエ・ブリ(シトロエン DS3 RRC)は、実戦不足の上にインターコムのトラブルが重なり、2位でこの日を終えている。3位には、デュバレー初参戦のアレクセイ・ルキヤナク(フォード・フィエスタR5)が続いた。

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一方、スリッパリーなヘアピンが続くアルプスの舗装ステージを、パワフルなリア駆動マシンで駆け抜けたのは、今季のFIA R-GTタイトルを決めたフランソワ・デルクール(ポルシェ997)。この3SSで総合4位につけ、翌日からの全開走行を宣言した。

予選ステージではブライアン・ブフィエ(プジョー208 T16)がベストタイムをマークしていたが、SS1の右コーナーでワイドラン。壁にヒットして左リアタイヤとブレーキディスクが破損し、リタイアを喫している。

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タイトル確定が持ち越されているERC2では、シリーズ首位のデビッド・ボッカ(三菱ランサーエボリューションIX)がトップ。タイトルを争うボイタック・シュタフ(スバル・WRX STI)はフリープラクティスでコーナーをカットした際に壁にヒット。ステアリングを破損したために予選ステージをスキップしてスタートを迎えた状況で、ボッカに36.1秒差の2位で追いかけている。ERC3は、アレクサンドル・フィリップ(ルノー・クリオR3 Maxi)が首位に立っている。
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レグ2は3SSを2回ループした後、6.18kmのステージを1回走行する7SS・86.02kmの構成。シオンの軍事エリアにサービスパークが置かれ、オーバーナイトパルクフェルメは30km離れた31日の拠点・マールティニーに設置される。



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