日野、ダカールで戦ったクルーのコメントを発表 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

日野、ダカールで戦ったクルーのコメントを発表

 

ダカールラリーのトラック部門「排気量10リッター未満クラス」で優勝し6連覇を成し遂げた日野チームスガワラ。1991年の初参戦以来、中止となった2008年大会をはさんで24回連続完走を果たしている。

2015年大会は菅原照仁/杉浦博之が総合16位で排気量10リッター未満クラス優勝、菅原義正/若林葉子/羽村勝美は総合30位で同クラス2位を獲得している。レースを支えたメカニックは1名増員され、全国の日野販売会社から公募で選ばれた精鋭4人を派遣した。

●コメント
市橋保彦(日野自動車 代表取締役社長)
初めてダカールラリーのゴールに来て感激しました。チームのメンバーはよく頑張ってくれた。応援している社内のみんなにも良い結果が出て最高です。

菅原義正(チーム代表兼1号車ドライバー)
想定していた通りの結果が得られ、ほっとしました。今回のラリーは歳をとったわりに調子が良く、気持ちよく走れました。クルマの改良と同時にトレーニングが効いたのかも知れません。

若林葉子(1号車ナビゲーター)
フィニッシュしてメダルを頂いたら涙が出ました。初めてのダカールラリーで初めて3人乗車体制のナビゲーターを担当しましたが、リズムに乗るまでが大変でした。自分にとって及第点は付けられませんが、とても良い経験でした。

羽村勝美(1号車ナビゲーター)
色々ありましたが、無事にゴール出来て良かった。久しぶりの3人乗車は、最初のうちは慣れずに大変でした。

菅原照仁(2号車ドライバー)
内心総合トップ10入りも狙っていましたが叶いませんでした。とはいえ、目いっぱい無理して走っていた前回までとは違って、余裕があるというか伸びしろを感じさせるクルマに仕上がっていたことは大きい。将来に向けた希望の持てる、充実した大会でした。

杉浦博之(2号車ナビゲーター)
今回の結果である総合16位は自分としては悔しい。大型のライバルについて行けるようになりたいです。

鈴木誠一(メカニックリーダー)
2号車のラジエータートラブルは運も悪かったが、跳ね石を予防するためにフラップ(開閉式の蓋)を追加するなどの対策が効いたようで良かったです。ライバルも速くなっているので次回に向けても頑張ります。

末永健司(メカニックサブリーダー)
チームのゴールシーンには感動しました。ここまでなんとか来られて本当に良かった。今回のアシスタンス部隊はベストなメンバーだったので、いつかまた一緒に仕事が出来たらと思います。

林博永(メカニック)
仕事はもっと出来たのではという気持ちもありますが、完走出来てほっとしました。自分にとってダカールラリーはあこがれだったので無事にゴールを迎えられて嬉しいです。

菅原瞬介(メカニック)
ゴールは改めて感動しました。今朝車両を送り出して自分たちの作業は終わったのですが、出来ればこの走行後の状態から完璧にクルマを仕上げて終わりにしたかったです。ちょっと寂しい気持ちですね。

福野広弥(メカニック)
本番はあっという間でした。こうして完走出来てうれしいです。2週間睡眠不足でしたが元気ですし、この感覚を会社の後輩に伝えたいと思います。

益田崇史(メカニック)
今回派遣されて現場で感じたことがたくさんあります。すごく勉強になりました。広島にはダカール派遣の先輩も多いのですが、自分もぜひ後輩に来てもらいたいと思いました。

名越勝之(エンジニア)
A09C型エンジンの制御マップはゴールまでにドライバーからOKを得られました。トラブル的には前半でウェイストゲートを交換してからは何もなし。2年目として狙い通りの仕上がりになったと思います。



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