WRCモンテカルロ・プレ会見「僕とセブだけのバトルじゃない」 – RALLYPLUS.NET ラリープラス

WRCモンテカルロ・プレ会見「僕とセブだけのバトルじゃない」

 

WRCラリーモンテカルロ、イベント前記者会見の内容
(抜粋)

●WRCプレイベントカンファレンス出席者
resent:
セバスチャン・オジエ=SO(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)
セバスチャン・ローブ=SL(シトロエン・トタル・アブダビWRT)
ブライアン・ブフィエ=BB(MスポーツWRT)
エルフィン・エバンス=EE(MスポーツWRT)
ティエリー・ヌービル=TN(ヒュンダイ・モータースポーツ)

Q:
Q:セバスチャン、2015年シーズン、そして2度目のタイトル防衛のスタートを迎えるに辺り、モンテカルロでの気分は? 準備は万端か?
SO:
もちろん。このラリーのスタートはいつもワクワク感と少し不安がミックスしている感じだ。僕らが挑むチャレンジは壮大だ。特別なラリーだよ。雰囲気は大好きだし、このラリーでは、自由な感じが多い。まずタイヤチョイスだね。だからこのラリーはかなりエキサイティングだし、シーズンもずっとこうあって欲しい。

Q:
ここではタイヤチョイスが極めて難しい。昨年は初日は思うような展開にならなかった。今年については?
SO:
ラリーの結末が同じならうれしいよって言うしかないね! でも、もちろん今年も最初のステージから1分30秒も遅れたくはないよ。最初からいい調子で行きたいね。去年の経験を今年に活かせるといいね。

Q:
今年はスプリットタイムを知ることができないが、それについてどう思うか? どれほど困ることになるか?
SO:
状況はみんな同じだ。それに対応するしかない。モンテでは特に難しくなるだろう。自分がすごく遅く走っているような気分になることもあるからね。コンディションはみんな同じだってことを思い出さなくてはならないが、タイムをロスしすぎていないがを考えずに冷静になるのは難しい。

Q:
新しいマシンのフィーリングは?
SO:
かなりいいね。大きな違いはないが、改良型だし、いい形で改良されていて欲しいね。自分の思うようなセットアップに正確に決めるには、もう少し経験が必要だ。パドルシフトは少し使いやすくなったけど、その他はすごく細部だったり、わずかな調整だ。

Q:
たくさんのドライバーが参戦してくる中、「モンテマスター」が戻ってくる。勝利のチャンスは?
SO:
もちろん、勝てるチャンスはある。でもそれは僕らだけではない。モンテでは、いいサプライズがよく起きる。みんな(オジエ対ローブの)バトルのことを話すけど、僕はもっとたくさんのドライバーが上位争いに食い込んでくると見ている。僕とセブが、このバトルでトラブルを避けられて欲しいと思っているが、他のドライバーも挑んでくる。僕とセブはスタート順がかなり違うから、僕の時と彼の時、それぞれのアドバンテージがあるだろう。

Q:
WRCにお帰りなさい、セバスチャン! 選手権を象徴するイベントでまたDS3 WRCをドライブする気分は?
SL:
うれしいね。モンテカルロにはいい思い出も多いし、特にダニエル(コ・ドライバーのエレナ)にとってはホームラリーだし、僕にとっても似たようなものだ。またラリー界のみんなに会えてうれしいよ。ラリーでドライビングするのは久しぶりだ。シトロエンは一戦だけ出ることを聞いてきたから、「もちろんだよ」と答えた。時期もいい。冬だし、自分の(WTCC)シーズンとも離れている。タイミングとして完璧だ。

Q:
今回の目標は?
SL:
他のドライバーと同様、テストを2日間行った。コンディションを見た時点での目標は、道にとどまることだ。かなりトリッキーになるだろう。それから、ベストのリズムをつかむ。自分のスタート順では、目標を立ててスタートするのはとても難しい。セブ(オジエ)が言ったように、一度アドバンテージを得られても、次にはないかもしれない。自分のラリーに専念して、ついてきた結果を見るだけだ。この週末は、ダニエルと一緒に楽しみたい。

Q:
一度だけの参戦というのは、絶対なのか? DS3 WRCのドライビングが懐かしくはなかったか?
SL:
他のラリーに参戦する計画はない。懐かしかったのは、マシンの中でのセンセーションだ。自然な感覚でドライビングする時にだけ出るもの。スライドできるのは、とても楽しい。長年、それが人生だったからね。今は、全く違うドライビングスタイルに変わったから、前のスタイルに戻るのもいいね。

Q:
ブライアン、昨年ポディウムに上がったモンテカルロに戻ってきた。今年も同じようなリザルトを期待しているのでは?
BB:
何か計画を立てるというのは、いつでも難しい。特にモンテカルロのような、トリッキーなラリーではね。目標はトップ5だけど、ローブ、オジエと共に100%フランス人でポディウムを占めることが夢。母国にとって、こんなにいいことはないね。予算を集めるのはすごく大変だったけど、またドライブできて本当にうれしいよ。

Q:
今季、この後のプランは? 当面スポット参戦だけなのか、あるいはどこかを考えているのか?
BB:
当面はラリー1回だけだ。最高の結果になるよう目指すし、それから他のことを考える。

Q:
Mスポーツでの2シーズン目だね、エルフィン。昨年は学ぶ年だったが、モンテではとても慎重だった。今年の計画は?
EE:
全体的なプランは、昨年よりももっと上に行くことだ。このラリーはすごく難しいので、一番の目標はフィニッシュすること。得られる経験はすべて必要だ。昨年は、向上させるところがたくさんあった。ここでは、いい形でシーズンを滑り出せるよう、手堅い仕事をしたい。

Q:
シーズンを通しての目標は? 好リザルトを取れる手応えはあるか?
EE:
プレッシャーはない。オット(タナック)と僕は、だいたい同じような経験を積んでいるし、1シーズンずつ走っている。お互いにとって力になれるし、彼との参戦を楽しみにしているよ。

Q:
このラリーではアイスノートクルーは生命線だ。ベテランクルーが担当するね?
EE:
そうだね、父(グウィンダフ・エバンス)が来ている。去年のノートをリファインするために、冬の間に一生懸命取り組んだ。それでもまだ、ノートに表現するのは難しい。準備が活かされるといいね。

Q:
今年はマシンの変更やアップグレードの予定はあるか?
EE:
期待できるアップグレードを控えている。今回はパドルシフトを装着しているが、今後、大きなアップデートを予定している。紙の上では、かなり期待できる内容だよ。

Q:
ティエリー、去年のモンテはあまりいいスタートではなかったが、今年のアプローチは?
TN:
去年のことは話すべきじゃないね。僕の彼んだーの汚点だ。対応するのがすごく難しいラリーだと認識している。あまり好きな道じゃないけど、シーズンや将来のことを考えれば、フィニッシュしなくてはならない。いい週末にしたいし、経験を積むためにもすべてのステージをフィニッシュしなくてはならない。

Q:
マシンにアップグレードされたところはどこか?
TN:
昨年フィニッシュしたのと同じマシンだ。昨年の終わりにマシンの開発が少し遅れたが、再始動して新しいマシンの開発に専念している。来年、タイトルを狙うために必要なマシンだ。今年はアップグレードをいくつか予定しており、もっといいリザルトを出したいと思っている。今年は、ポディウムももっと増えると思うよ。



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